授かり婚カップル必見！「まずは何する？」不安を解消する安心ガイド

「結婚を予定していたけど、先に妊娠したみたい」

「親への挨拶や報告はどうする？」

「妊娠中でも結婚式はできる？まずは何から始めれば？」

妊娠・出産と結婚は、どちらも人生の一大イベント。子どもを授かったことの喜びと同時に、「さてこれからどうする？」と不安になるカップルも多いかもしれません。

本記事では、授かり婚カップルの悩み解消に向け、以下をご紹介します。

1. 授かり婚のスケジュール
2. 授かり婚のメリットと気を付けたいこと
3. 授かり婚におすすめの挙式スタイル

各ポイントをおさえつつ、理想の結婚式に向けた準備をはじめましょう。

そもそも「授かり婚（おめでた婚）」とは？

「授かり婚（おめでた婚）」とは、交際中のカップルが子どもを授かったのちに結婚することです。「でき婚」との違いは、2人の間に「子どもが欲しい」「結婚したい」という前向きな気持ちがあること。「でき婚」の場合は、「子どもができちゃった」というどこかネガティブなニュアンスも感じられますよね。

授かり婚は「おめでた婚」と呼ぶこともあるように、妊娠を喜ばしいものとして捉える意味合いが強くなります。以前は結婚してから妊娠という流れが一般的でしたが、近年は結婚に対する価値観が多様化し、授かり婚への理解も高まりつつあります。

授かり婚の割合はカップル全体の約18％

厚生労働省の調査によると、令和元年の授かり婚の割合は結婚したカップル全体の18.4%でした。割合は新婦の年齢が上がるほど低くなるものの、妊娠発覚を経て結婚するカップルが一定数いることがわかります。

お腹の赤ちゃんと3人で結婚式を挙げる「マタニティウェディング」も、近年は珍しくありません。サポート体制の整った式場を選べば、一生に一度の家族の思い出が残せます。

参考：厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計の概況」

授かり婚のメリットと気を付けたいこと

授かり婚の主なメリットは、以下のとおりです。

1. ゴールが明確なので準備がスムーズに進みやすい
2. 結婚と出産の喜びを同時に味わえる

結婚準備は「式はいつ挙げる？」、「いつまでに何をすればいい？」など迷いがちです。

一方、授かり婚には「出産」という明確なゴールがあります。そのため、準備がスムーズに進みやすいのがメリットのひとつです。

また、授かり婚は結婚と出産という人生の喜びを同時に味わえます。新しい命を授かるうれしさを、参列者とともに感じられるのも授かり婚ならではです。

とはいえ、妊娠中は母子ともに大切な時期。授かり婚では、次の点に気を付けてください。

1. 新婦の健康を第一に考えて過ごす
2. 体調と相談しながら準備を進めていく

妊娠による体の変化は人それぞれ違います。あくまでも健康を第一に、体調と相談しながら準備を進めていきましょう。

「まずは何する？」授かり婚のスケジュール

授かり婚の準備は、産婦人科へ行くことから始まります。主治医と相談の上ですが、その後はお互いの家に挨拶に行き、入籍や結婚式の日取りを決めていきましょう。おおまかな流れは以下のとおりです。

1. 産婦人科に行く（妊娠初期）
2. 両家に妊娠を報告・挨拶に行く（妊娠2～3カ月）
3. 婚姻届提出（入籍）・結婚式の日取りを決める（妊娠2～3カ月）
4. 結納・両家顔合わせの食事会を行う（妊娠4～5カ月）
5. 勤務先に報告する（妊娠4～5カ月）
6. 新生活の準備をする（妊娠6カ月以降）

ポイントは、これらを目安に健康第一でスケジュールを組むこと。「必ず〇〇しなくては！」と焦らずに、周囲のサポートを得ながら準備を進めてくださいね。

両家への挨拶から出産まで┃授かり婚の流れとポイント

ここからは、授かり婚に向けた各ステップのポイントをご紹介します。

とくに、お互いの両親への妊娠報告や挨拶などは緊張するもの。「当日は何を着ていけばいい？」、「反対されたらどうしよう」などの不安も一緒に解決していきましょう。

1.産婦人科を受診する（妊娠初期）

「妊娠したかな？」と思ったら、早めに産婦人科を受診しましょう。妊娠の有無や、出産予定日などを診断してもらえます。

出産する産院も早めに決めておくと安心です。里帰り出産するのか、今住んでいる場所の近くで出産するのかなど、今後の計画が立てやすくなります。

あわせて「式を挙げるのか」、「新居はどうするのか」なども2人で話し合っておきましょう。仕事をどうするのかなど、細かい部分まですり合わせておくと安心です。

2.両家に妊娠を報告・挨拶に行く（妊娠2～3カ月）

授かり婚に対する2人の気持ちが固まったら、次は両家に報告するステップ。直接会って伝えるのが理想的ですが、実家が遠方の場合は電話などでもかまいません。妊娠と結婚について報告しましょう。

挨拶に行く場合も、日時を相談する段階で「結婚したい人がいる」、「子どもを授かった」と伝えておくのがおすすめです。両親も前もって心の準備ができます。

挨拶は女性の家から行くのが一般的

授かり婚に限らず、結婚の挨拶は女性の家から行くのが一般的です。女性が男性に嫁ぐケースが多いことが理由ですが、親が気にしないようであれば、必ずしもこだわる必要はありません。

とくに、妊娠2～3カ月は女性の体調が変化しやすい時期。つわりのピークを迎える女性も多いため、体調を優先しつつ予定を決めてください。挨拶に行く場合は、親からの質問にきちんと答えられるよう、出産予定日や結婚式の有無、今後の生活などについて2人で確認しておくといいですよ。

身だしなみは清潔感を心がけて

挨拶に行くときの男性の服装は、スーツが無難です。女性も清潔感を心がけた服装にしましょう。サイズやデザインにゆとりのあるワンピースであれば、体を締め付けず楽に着られます。

足元は、ヒールの低い靴がおすすめです。ヒールの高い靴を履いていると、転倒の恐れがあるだけでなく、親に心配をかけてしまうかもしれません。体を冷やさないよう、涼しい季節は羽織れるものも用意しておきましょう。

手土産も忘れずに

結婚報告の手土産は、個包装で日持ちのするものがおすすめです。何を準備するか迷う場合は、あらかじめ親の好みを聞いておくと安心ですよ。

体調が不安定な時期は、予定通りに購入できないこともあるかもしれません。挨拶に行くことが決まったら、なるべく早く手土産を準備しておきましょう。

反対されたらどうする？

近年は、授かり婚に対する世間の理解度が高まりつつあります。とはいえ、「結婚前の妊娠を反対されたらどうしよう」と不安になるカップルも多いかもしれません。

親に報告する際は、子どもを授かったから結婚するのではなく、以前から結婚の意志があったことをしっかりと伝えましょう。

反対されたとしても、感情的になってしまうのはNGです。親にとっても、子どもの結婚と妊娠は大きな出来事。反対の理由に耳を傾けたうえで、2人の真剣な気持ちを伝えてください。

3.入籍・結婚式の日取りを決める（妊娠2～3カ月）

両家への報告が済んだら、いよいよ授かり婚に向けた具体的な準備の始まりです。まずは入籍日と結婚式の日取りを決めましょう。

一般的には、入籍と結婚式の順番に決まりはありません。授かり婚の場合は、早めに入籍を済ませるのが理想的です。結婚後の名義変更や子ども、保険に関する手続きなどが、出産や育児の時期と重なる可能性があります。

挙式を考えている場合は、この時期から準備にとりかかるのがおすすめです。マタニティウェディングに対応している式場や、プランニング経験があるサービスであれば、不安や疑問点を相談しながら授かり婚の準備が進められます。

「はじめての結婚準備、何から始めれば？」と不安な方は、プロのウェディングコンシェルジュにじっくり相談できる「はじめての体験デスク」を、ぜひご利用ください。

4.結納・両家顔合わせの食事会を行う（妊娠4～5カ月）

結納や両家顔合わせの食事会の時期は、つわりがおさまり体調が安定してくる妊娠4～5カ月ごろがおすすめです。

そもそも「結納」とは、婚約の儀式のこと。正式なスタイルでは、仲人が間に入り金品の受け渡しを行います。近年は略式結納といって、両家がホテルや料亭などに集まり結納品を取り交わすのが主流です。結納をせず、両家顔合わせの食事会のみ開くパターンもあります。

いずれも女性の体調を考慮しながら、場所やスケジュールなどを検討してください。

5.勤務先に報告する（妊娠4～5カ月）

勤務先への報告は、安定期を迎えてからが理想的です。とはいえ妊娠初期は、つわりで体調が優れないことがあるかもしれません。勤務日の調整が必要な場合は、妊娠について早い段階で勤務先に報告しておきましょう。

また、企業によっては妊娠出産に関する規定や制度を設けています。産休をとる場合も、この時期から必要書類を確認しておくのがおすすめです。

6.新生活の準備をする（妊娠6カ月以降）

妊娠9カ月ごろになると、お腹が大きくなり体に負担がかかりやすくなります。そのため、引越しや挙式、マタニティフォトの撮影は妊娠6～8カ月のタイミングがおすすめです。

体が動きやすい間に、ベビーグッズも揃えておきましょう。いざというときに困らないよう、住まいとお金の準備も同時に進めてください。

住まいの準備

新たに住まいを設ける場合は、お腹が大きくなりすぎない時期に引越しを検討しましょう。引っ越し作業は、体への負担が大きなもの。妊娠初期は避け、安定期に入った段階がおすすめです。

産後に引越しをすると「赤ちゃんのお世話と引越しが重なって大変」というケースも考えられます。産後すぐに体が回復するとは限らないため、引越しはなるべく産前に済ませておきましょう。

お金の準備

妊娠から出産までは、妊婦検診や入院、分娩などに多くの費用がかかります。総額は産院や出産方法により異なりますが、今後必要になる費用をシミュレーションしておきましょう。

地域によっては、出産や育児にまつわる助成金や手当などが用意されています。出産前後は体調を崩しやすい時期のため、万が一に備え保険の内容を見直すのもおすすめです。

授かり婚におすすめの挙式スタイル

授かり婚の挙式は、次のようなスタイルがおすすめです。

1. 挙式のみ行うスタイル
2. マタニティプランを利用した挙式＆披露宴
3. マタニティフォトウェディング
4. 少人数制の結婚パーティ
5. リゾートウェディング

ここでは、それぞれの特徴やメリットなどについてみていきましょう。

挙式のみ行うスタイル

挙式のみのスタイルは「けじめとして結婚式だけでも挙げたい」、「今後のことを考えてなるべく費用を抑えたい」というカップルにおすすめです。

身内のみの挙式であれば、妊娠中に気疲れすることもありません。家族や友人を招けば、これまでの感謝の気持ちが伝えられます。

マタニティプランを利用した挙式＆披露宴

マタニティプランには、授かり婚カップルに向けた手厚いサービスが用意されています。

式場の専属スタッフやプランナーがいるため、はじめての結婚準備で不安なカップルにもおすすめです。「何から始めればいいの？」と不安な場合も、今後について相談できます。

とくに、マタニティウェディングは料理やドレス選びに迷いがちです。「いつもと同じメニューは食べられないかも」、「お腹が大きくても綺麗に着られるドレスはある？」など不安に感じることも多いかもしれません。

マタニティプランのある式場やサービスであれば、そんな悩みも的確にサポートしてくれます。式場選びの際は、マタニティウェディングの実績などもチェックしてみてください。

マタニティフォトウェディング

「式や披露宴の予定はないけど、2人の思い出は残したい」。そんな2人には、マタニティフォトウェディングがおすすめです。結婚式の費用だけでなく、体への負担も抑えられます。

妊娠と結婚、2つの喜びを1枚の写真に納められることも魅力です。お腹の赤ちゃんと3人、はじめての家族写真を、フォトウェディングというかたちで残せるのもうれしいですね。

少人数制の結婚パーティ

少人数制のパーティは、家族や友人とリラックスしながら過ごせる点が魅力です。新郎新婦もゲストと一緒に楽しいひと時が過ごせます。

妊娠中は、ふいに具合が悪くなったり、トイレに立ちたくなったりすることもあるかもしれません。気心知れた人たちとのパーティであれば、周囲をさほど気にすることなく休憩に入れます。

リゾートウェディング

産後は遠出が難しくなりがち。妊娠中にハネムーンを兼ねて挙式するなら、リゾートウェディングがおすすめです。家族を招待すれば、アットホームな雰囲気のなか思い出に残る結婚式が挙げられます。

授かり婚のカップルには、国内のリゾート地がおすすめです。体調を考えながら、2～3泊くらいで楽しめる場所を選びましょう。いずれにしても無理をしないよう、かかりつけ医に相談しながら準備を進めてくださいね。

「はじめての結婚準備フェスタ」で体験＆相談！授かり婚の式場探し

「はじめての結婚準備フェスタ」では、目的やスタイル、時期に合わせて結婚式場を探せます。参加無料の体験型コンテンツも充実。「授かり婚の結婚準備、何から始めれば？」と不安なカップルにおすすめです。

参加無料の体験型コンテンツが充実

「はじめての結婚準備フェスタ」では、ブランドドレスの試着やヘアセット体験ができます。いずれも体験料は無料。「結婚式の具体的なイメージをつかみたい」、「ドレス選びで失敗したくない」というカップルにおすすめです。

さらに、展示や相談、見学ブースなども充実しています。挙式後のハネムーンも相談できるなど、アフターフォローもばっちりです。参加者限定の結婚式場特典もあり、種類やデザイン豊富なブランドドレスをお得な価格で利用できます。

見積もりから式場探しまでプロがサポート

はじめての結婚準備は費用に関する悩みがつきもの。「はじめての結婚準備フェスタ」では、見積もりから式場探しまでプロが手厚くサポートします。

提案できる式場は全国620カ所以上。挙式のみのスタイルはもちろん、フォトウェディングや少人数制の挙式など、授かり婚の幅広いニーズに対応できる点が魅力です。

リゾートウェディングをご希望の場合も、国内の式場をご紹介できます。「授かり婚の式場を探している」、「挙式や披露宴について相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

こんなときはどうする？授かり婚のお悩みQ&A

ここからは、授かり婚にありがちな悩みについてお答えします。式場選びや当日の過ごし方のポイントをおさえ、理想の結婚式を実現しましょう。

授かり婚におすすめの式場は？

授かり婚には、次のような条件が揃っている式場がおすすめです。

・自宅からアクセスがよく移動に負担のない式場

・バリアフリー設備が整っている式場

・マタニティプランを展開している式場

授かり婚の場合は、自宅からアクセスがよい場所にある式場を選びましょう。電車や車などに長時間揺られると体に負担がかかります。バリアフリー設備が整っている式場であれば、より安心です。段差の有無や、控室から会場にスムーズに移動できるかなど、設備面もチェックしておきましょう。

マタニティプランを展開している式場であれば、準備段階から手厚いサポートが得られます。マタニティでありがちな不安や悩みについて相談したり、無理のないプランニングを検討できる点が魅力です。

結婚式当日の過ごし方は？

結婚式当日は誰もが緊張しがちです。授かり婚の場合は、とくに体調第一で過ごせるよう意識しましょう。スケジュールに余裕をもたせれば、休憩をはさみながら式が進められます。万が一に備え、母子手帳や健康保険証などを持参することも大切です。

体調にあわせてクッションやひざ掛けを用意するなど、体を気遣いながら記念に残る1日を楽しんでくださいね。

授かり婚は幸せ2倍！お腹のベビーと未来に向けた結婚準備を

授かり婚は、結婚と出産が一度に訪れる幸せ2倍のイベントです。出産という明確なゴールがあるため、準備がスムーズに進みやすいという一面があります。マタニティウェディングに対応している式場やサービスを選べば、家族3人が揃った記念すべき1日が過ごせます。

ご紹介したポイントをおさえながら、お腹のベビーと未来に向けた結婚準備を始めましょう。

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