
ウェディングドレスの選び方|種類・体型別おすすめシルエットを紹介
「ウェディングドレスってどうのように選べばいいの?」
「ウェディングドレスのシルエットってどのようなものがある?」
「自分の体型に合うドレスを知りたい」
ウェディングドレスを選ぶときに、このようなお悩みを持つ方も多いでしょう。
多くのドレスのなかから、自分にぴったりの一着を選ぶためには、あらかじめリサーチすることが大切です。
そこで本記事では、以下の内容について解説します。
- ウェディングドレスを選ぶ際に確認すべきこと
- ウェディングドレスの6つのシルエット
- 体型別・お悩み別のスタイルよく見せるドレスの種類
理想の一着に出会えるように、ぜひ最後までお読みください。
似合うウェディングドレスの選び方!確認すべき3つのポイント
ウェディングドレスは、人生における特別な一日に身につける大切な衣装です。だからこそ、多くの女性は「自分にぴったり似合う一着を選びたい」と願うのでしょう。しかし、いざ試着してみると、「なんとなくイメージと違う」というケースが多いのも事実です。
ここでは、理想のウェディングドレスに出会うために、まず確認すべき3つのポイントをご紹介します。
1.好きな雰囲気のドレスかどうか
ウェディングドレスを選ぶときに大切なことは、「自分が着たい」と思える雰囲気のドレスかどうかです。ドレス選びでは、似合うかどうか以前に、自分がときめくかどうかが重要です。
クラシカルな雰囲気が好きな方もいれば、フリルやチュールが印象的な可愛らしいドレスが好みの方もいます。SNSや雑誌などで、まずは好きなイメージを掴んでおくと、ドレス選びの軸がブレにくくなります。
2.体型にフィットするかどうか
ドレスが体型にフィットするかどうかも重要なポイントです。ドレスが自分の体型に合っていないと、美しいデザインでも違和感が生じてしまいます。体のラインを美しく見せてくれるかどうか、コンプレックスを上手にカバーできるドレスなのかどうかを見極める必要があります。
なりたいイメージのない方や、とくにドレスにこだわりのない方は、自分の体型に似合うドレスから選ぶのもひとつの方法です。体型に合った衣装選びをプロに相談することで、より確実に自分に似合うドレスを見つけることができるでしょう。
体型にフィットしているかどうかを確認する場合は、着心地だけでなく、歩いたときや座った時、振り向いたときなどの見え方もチェックしましょう。
3.結婚式場の雰囲気にマッチするかどうか
どれほど豪華で素敵なウェディングドレスであっても、結婚式場の雰囲気にマッチしていないと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
ガーデンや海辺など自然のなかでの挙式には軽やかな素材やシルエットのドレスが、大聖堂など厳かな式場にはロングトレーンやレースのクラシカルなドレスが似合います。
ウェディングドレスを身に着けた自分が、「その空間」に立ったときに、ドレスがどう映えるかを想像して選ぶことが大切です。ドレス選びと同時に、理想の式場を見つけることも重要なプロセスです。
印象を左右する!ウェディングドレス6つのシルエットとは
ウェディングドレス選びにおいて、シルエットは、似合うかどうかを大きく左右する重要な要素です。ここでは、代表的な6つのシルエットと特徴をご紹介します。好みのシルエットや体型に合う形を把握しておくと、ドレス選びがスムーズに進みます。
1.Aライン
Aラインは、ウエストから裾に向かって、アルファベットのAのように広がる定番のシルエットです。ウエストの位置が高くスタイルよく見えるのが特徴で、どのような体型の方にも似合います。
すっきりとしたシルエットのため、装飾や素材によって印象が変わります。たとえば、上質なミカドシルクを使ったドレスであればクラシカルに、柔らかいチュール素材であればフェミニンにと、好みや式場の雰囲気に柔軟に対応できるのも魅力です。
初めてのドレス選びで、「どのようなシルエットが自分に合うのか、全く見当がつかない」と感じている方に試してほしいシルエットです。
2.プリンセスライン
プリンセスラインは、上半身はぴったりとフィットしており、ウエストから裾に向かって大きく広がる形が特徴です。おとぎ話のお姫様のような華やかなシルエットで、多くの女性が一度は憧れるスタイルといえるでしょう。
ボリューム感のあるスカートは、ウエストの位置を高く見せる効果があり、全体的にスタイルよく見えます。プリンセスラインも、どのような体型の方にも似合うシルエットです。
スカートにかなりのボリュームがあるため、式場の広さや動きやすさを考慮する必要があります。広いチャペルやバージンロードの長い会場では映えますが、レストランウェディングなどカジュアルな空間では、重たく見えてしまう可能性があるため注意しましょう。
3.スレンダーライン
スレンダーラインは、体のラインに沿ってすとんと落ちる縦長のシルエットが特徴です。ボリュームは控えめで、スタイリッシュで大人っぽい印象のため、華やかすぎるドレスは苦手という方におすすめです。
スレンダーラインは、背が高い方や華奢な体型の方が着ると美しく映えますが、体のシルエットがそのまま出るため、誰にでも似合うというドレスではありません。
スタイリッシュなホテルウェディングなど、大人っぽい雰囲気を目指す方におすすめです。
4.マーメイドライン
マーメイドラインは、体にフィットしたラインが膝のあたりで切り替わり、そこから裾に向かって大きく広がる、まさに人魚(マーメイド)のようなフォルムが特徴のシルエットです。女性らしい曲線が魅力で、エレガンスとドラマティックな印象を感じさせます。
このシルエットはラインの美しさが特徴ですが、ウエストやヒップのシェイプがそのまま現われるため、ボディラインに自信のある方におすすめです。裾の広がり方や素材、デザインによって、どのような会場にも馴染みます。
5.エンパイアライン
エンパイアラインは、バストのすぐ下に切り替えがあり、そこからスカートが縦にストンと落ちるようにデザインされたドレスです。ウエストやヒップを強調せず、自然な流れで体に沿うため、体型を選ばず誰でも着こなせます。とくに、妊娠中の方や体型をゆるやかにカバーしたい方に人気があります。
ナチュラルでシンプルな見た目が魅力のドレスで、ゲストハウスやレストランウェディング、ガーデンウェディングなどリラックス感の漂う会場にぴったりです。
6.ミニ丈・ミモレ丈
ミニ丈やミモレ丈は、膝上〜ふくらはぎ下までの丈感が特徴で、従来のロングドレスとは異なるモダンで個性的な雰囲気が魅力です。ミニ丈は、脚を大胆に見せることで軽快で若々しい印象になります。ミモレ丈は、絶妙なバランス丈で上品さと抜け感を兼ね備えた印象を演出できます。
カジュアルな雰囲気のドレスのため、レストランウェディングやリゾート地でのウェディング、二次会に向いているでしょう。
【なりたい花嫁イメージ別】おすすめドレスの選び方
ウェディングドレスを選ぶとき、多くの方が心のなかで思い描いているのは、「こうなりたい」や「こんな雰囲気にしたい」といった漠然としたイメージです。しかし、イメージが言葉にならなかったり、自分に似合うのか確信が持てなかったりすることもあるでしょう。
そのようなときは、まずは、なりたい「花嫁像」を明確にすることが大切です。結婚式全体のイメージを掴むためには、結婚式の雰囲気を体験することも大切です。ここでは、代表的な3つのイメージにわけて、それぞれにふさわしいドレスをご紹介します。
上品・クラシカルな花嫁になりたい
上品でクラシカルな花嫁になりたい方には、Aラインやロングトレーンのドレスが向いています。サテンやミカドシルクのような厚みと光沢のある上質素材を用いたドレスであれば、どこかロイヤルウェディングを思わせるような、凛とした佇まいを演出できます。このようなドレスは、格式のあるホテルウェディングや大聖堂の挙式にもぴったりです。
かわいい・ロマンティックな花嫁になりたい
絵本から飛び出したようなプリンセスのようになりたい方は、可愛らしく、ロマンティックなスタイルがおすすめです。
このスタイルを叶えてくれるのが、プリンセスラインやボリュームのあるAラインです。スカートにたっぷりとあしらわれたチュール素材は、空気を含んだような軽やかさで、見る人の心をときめかせるようなシルエットを作り出します。
スタイリッシュ・モダンな花嫁になりたい
伝統的なスタイルにとらわれず、スタリッシュでモダンなスタイルが好みの方には、体のラインを美しく見せるスレンダーラインやマーメイドラインがぴったりです。滑らかなサテンやマットな素材なら、控えめながらも品のある印象を演出できます。
ウェディングドレスはここもチェック!2つのポイントとは
ウェディングドレスは、シルエットやデザインだけでなく、色味と素材によっても印象が左右されます。光の当たり方や肌とのコントラスト、動いたときの質感など、繊細な要素がドレス全体の雰囲気に影響するため、色味と素材についても理解しておくことが大切です。
ウェディングドレスの色味
ウェディングドレスの色味には、次の3種類があります。
- ホワイト
- オフホワイト
- アイボリー
ホワイトは雪のような真っ白さが特徴で、肌が白く黒色の髪の毛の方に似合います。オフホワイトは、ホワイトよりもやや黄色が混ざったような色で、一般的な日本人の肌に馴染みやすいため、ドレスの種類も豊富です。アイボリーは、オフホワイトよりもさらに黄色が強く、温かみのある柔らかい雰囲気を醸し出します。
ドレスの色を選ぶときに大切なのは、肌の色味との相性です。屋内の照明のもとで見る色と、自然光や式場のライティングのもとで見るのとは、顔映りに差が出るため注意が必要です。
ウェディングドレスの素材
ウェディングドレスの代表的な素材として挙げられるのは、次の6つです。
- レース
- シルク
- サテン
- チュール
- オーガンジー
- タフタ
繊細な透かし模様が美しいレース生地は、ドレスによく使われています。全面に使われることもあれば、ワンポイントでも使われることも多い素材です。シルクも、ドレスによく使われる定番の素材で、高級感を感じさせます。とくにミカドシルクは、シルクのなかでも最高級ランクのもので、独特の美しい光沢が魅力です。
サテンは、滑らかな光沢のある生地で、ドレスを華やかに演出してくれます。チュールは、透け感のある薄手のメッシュ生地のことで、幾重に重ねても軽く見え、ドレスをふんわりと優しい印象に仕上げます。
オーガンジーも軽い生地のひとつで、光沢があり、エレガントな印象を感じさせる生地です。適度なハリ感がありつつも、肌触りは滑らかで丈夫です。タフタは、硬くシワ感が特徴の生地で、個性的なドレスになります。
ウェディングドレスはシルエットにばかり目が行きがちですが、色味と素材によっても、実際に着たときの雰囲気や立ち姿が変わって見えます。そのため、自分が一番美しく見える色と素材を見極めることが大切です。
【体型別】スタイルよく見えるウェディングドレスとは
ウェディングドレスは、体型にあったシルエット選びが重要です。ここでは、それぞれの体型ごとに、長所を活かすドレスをご紹介しましょう。
背が高く痩せ型
背が高く痩せ型の方は、縦のラインが強調されたシルエットを選ぶとスタイルのよさが際立ちます。体にフィットするマーメイドやスレンダーラインが似合いますが、もう少しボリュームが欲しい場合は、プリンセスラインでバランスを調整してもよいでしょう。
背が高くぽっちゃり型
背が高くぽっちゃり型の方は、ボディラインを強調しすぎず、程よいゆとりとメリハリのあるドレスが似合います。Aラインやエンパイアラインで縦のラインを活かしつつ、下半身にボリュームをもたせるとバランスが良くなります。
背が低く痩せ型
背が低く痩せ型の方には、ボリュームのあるドレスがおすすめです。ハイウエストの切り替えのエンパイアラインであれば、スタイルよくまとまります。また、ミニ丈やミモレ丈も小柄な魅力を引き立てられるドレスです。
背が低くぽっちゃり型
背が低くぽっちゃり型の方には、縦のラインを強調するとスタイルアップが叶います。気になる部分をカバーしやすいAラインやプリンセスライン、エンパイアラインなどがおすすめです。
【お悩み別】スタイルよく見せるウェディングドレスとは
誰にでも、自分の体で気になる部分やできれば目立たせたくないと感じるポイントがあります。ここでは、このようなお悩み別に、スタイルよく見せるドレスの選び方をお伝えします。
小顔に見せたい
顔の大きさが気になる方には、デコルテ部分の見せ方が大事になります。Vネックのように縦に開いた襟元や、オフショルダーで鎖骨を美しく際立たせるデザインは、視線を下に惹きつけるため、顔の輪郭がすっきりと見えます。
また、ヘアスタイルをアップにまとめると、首のラインが引き立ち、よりシャープな印象に仕上がるでしょう。
肩幅が広い・いかり肩が気になる
肩幅が広い方やいかり肩が気になる場合は、直線的なラインではなく、丸みを帯びたUネックやラウンドネックといった襟元のドレスを選びましょう。肩の張りを和らげ、優しい雰囲気を演出できます。
肩を出すことに抵抗を感じる方には、パフスリーブやフレンチスリーブがおすすめです。肩から二の腕へのシルエットを自然につなげてくれ、肩のラインをふんわりと隠してくれます。
胸が大きい・小さいのが気になる
胸が大きいのが気になる方は、ボリュームを抑えるのではなく、適切にホールドしてラインを整えることが大切です。上半身をしっかりと支えつつ、縦ラインを意識したデザインを選ぶと、胸の大きさも強調されません。
一方、胸が小さいのが気になる方は、フリルやレース、ビジューなどの装飾で立体感を加えるのが効果的です。視線を集めるディテールを上半身に取り入れることで、ふんわりとした柔らかさと華やかさが加わり、胸が目立たなくなります。
二の腕が気になる
二の腕を美しくカバーするには、袖の長さと素材を工夫することが大切です。二の腕全体をすっぽり隠すのではなく、透け感のあるレース素材の七分袖や五分袖を選びましょう。軽やかで上品な印象になり、二の腕も自然にカバーできます。
ウェディングドレスを試着する際に気をつけること
ウェディングドレスを試着する際には、次の3点に気をつけましょう。
- さまざまな角度からフィット感を確認する
- 客観的な意見をきちんと伝えてくれる人と行く
- できれば当日のヘアメイクや靴を再現する
ウェディングドレスは見た目だけでなく、動きやすさも重要なポイントです。歩きやすさや座りやすさといったフィット感を確認する必要があります。
またドレスを選ぶときは、きちんと客観的な意見を言う人といっしょに行くことが大切です。本当にドレスが似合うかどうかを確認するためには、他人の意見が欠かせません。
試着時には、可能であれば挙式当日と同じヘアメイクや靴を再現しておくと、より現実的なイメージが掴めます。
自分に似合う理想のウェディングドレスで結婚式を迎えよう!
ウェディングドレス選びは、ただの衣装選びではありません。自分がどんな花嫁になりたいのか、どのような挙式にしたいのか、自分自身と向き合うプロセスでもあります。
「似合う」と「好き」のバランスを取りながら、式場の雰囲気や体型まで総合的に考えることが後悔しないドレス選びの近道です。まずは気軽にドレスの試着体験をしてみてはいかがでしょうか。心からの笑顔で挙式を迎えられるように、こちらの記事を参考に理想の一着を探してみてください。
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