
結婚式のお色直しの値段は?相場やパターン・安く抑えるポイントも解説
「結婚式にお色直しは必要?」
「どれくらいの費用がかかる?」
「お色直しの費用を安く抑える方法を知りたい!」
花嫁衣装には、定番のウエディングドレス以外にもカラードレスや白無垢、色打掛などさまざまな種類があり、挙式や披露宴でお色直しをおこなう人も多く、新婦の美しい花嫁姿はゲストにとっても楽しみのひとつです。
しかし、結婚式は予想以上に金額がかかることも多く、費用が気になっている人もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、結婚式のお色直しについて値段やパターンごとの相場を解説します。費用を安く抑えるポイントや注意点も紹介するので、お色直しで迷っている人はぜひ最後までお読みください。
結婚式でお色直しは必要?そもそもの由来を解説
お色直しは、日本の結婚式における伝統的な風習のひとつです。本来は花嫁が白無垢から色打掛に衣装を変えることを指し「夫の家の色に染まる」「婚家の人になる」という意味が込められていました。
現代は純白のウエディングドレスからカラードレスなどへのお色直しに簡略化されており、結婚式や披露宴に華やかさを添えています。
一方で、結婚式や披露宴でお色直しをおこなわない人も増えており、必ずしもお色直しをしなければならない、ということはありません。
お色直しの値段は洋装か和装かで大きく異なる
お色直しにかかる費用は洋装(ウエディングドレスやカラードレス)か和装(白無垢や色打掛、振袖など)かで大きく異なります。
また、衣装代のほかにも着付け代やアクセサリーなど小物などの費用がかかるため、どのような衣装を選ぶかによって金額が変わります。
例えば、ウエディングドレスからカラードレスのように洋装から洋装へのお色直しや、白無垢から色打掛のように和装から和装へのお色直しは、比較的費用が抑えられます。
しかし、洋装から和装、または和装から洋装へのお色直しは、ヘアスタイルやメイクをやり直すことが多いため、費用がやや高めになることがほとんどです。
お色直しの衣装組み合わせパターンや衣装別の値段を解説
結婚式で花嫁が着用する衣装の枚数は、平均2.3枚と言われています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2024調べ)
次に、衣装の組み合わせごとの値段を詳しく解説していきます。
カラードレスの場合
カラードレス着用時のお色直しにかかる平均費用は、26.7万円です。
ウエディングドレスからカラードレスにお色直しする場合は、洋装から洋装へのチェンジとなるため、簡単なヘアアレンジなどで済む場合がほとんどで、和装との組み合わせに比べると、費用をかなり抑えられます。
お色直しの時間も和装に比べると少なくなるため、7割近くの方がカラードレスをお色直しの衣装に選んでいます。
純白のウエディングドレスから華やかなカラードレスへとお色直しすることで、より艶やかな花嫁姿を印象付けられるでしょう。カラードレス選びでは、似合う色を見つけることで、より美しい花嫁姿を叶えられます。
色打掛の場合
色打掛は、日本の伝統的な婚礼衣装のひとつで、華やかな色や豪華な織り・刺繍が特徴的で、花嫁の幸せを願ってさまざまな吉祥文様が描かれており、その艶やかさは格別です。
色打掛を着用するときにかかるお色直しにかかる平均費用は27.8万円ですが、色打掛の種類によっては高額になる場合があります。
また、和装へのお色直しは着付けやヘアアレンジのやり直しが必要となるため、時間・費用ともに多めです。
白無垢の場合
和装の花嫁姿と言えば、白無垢を思い浮かべる人も多いでしょう。白無垢の場合は、お色直しにかかる平均費用は19.5万円で、色打掛に比べるとお色直しの費用をやや抑えられます。
ただし、色打掛と同様、和装へのお色直しはドレスよりもやや高めになります。白無垢も種類によっては高額になることもあるため、衣装選びも重要なポイントになるでしょう。
シチュエーション別のお色直しの値段を紹介
お色直しは、衣装代のほかにも着付けやヘアメイクなどの諸費用がかかります。
また、ヘアカットをおこなったりお色直しの回数を増やしたりした場合は、その分費用が発生します。シチュエーション別のお色直しの値段を、もう少し詳しく見ていきましょう。
お色直しにヘアカットを入れたときの値段
通常お色直しでは、ヘアメイクなどを変えてイメージチェンジをおこなうことが多いのですが、最近は「お色直しカット」をおこなう花嫁も増えています。お色直しの際にヘアカットをおこなった場合の費用相場は、1万円前後です。
長くて綺麗な髪の毛をバッサリ切ることで新生活への決意を表現したり、衣装に合ったヘアスタイルにしたりすることでゲストに特別感を印象付けられます。
ただし、時間や会場、ヘアメイク担当の都合で、対応できないこともあるので注意が必要です。事前にプランナーやヘアメイク担当の方と、よく相談しておきましょう。
お色直しを2回したときの値段
結婚式でのお色直しの回数は、1回のみというわけではありません。2回以上する人もいます。お色直しを2回する場合も、費用はどの衣装を選ぶかで左右されるため、内容によってはそれほど高額にならないケースもあります。
例えば、ウエディングドレスからカラードレス、色打掛の順にお色直しした場合の平均費用は83.5万円です。しかし、選ぶ衣装によって値段が変わるため、組み合わせによっては予算内に費用を収めることも可能です。
- ウエディングドレスとカラードレスの組み合わせにする
- 色打掛ではなく白無垢にする
- できるだけ安いドレスを選ぶ
など、工夫することで希望の衣装を着用できるでしょう。
お色直しで衣装代以外にかかる値段
お色直しでは、衣装代以外にも着付けやヘアメイク、小物などの費用がかかります。特に和装へのお色直しの場合は、着付けの技術やスタッフが必要になることから、洋装に比べて費用がかかるのが一般的です。
また、必要な小物も和装の方が多くなります。直接肌に身につけるものなど、レンタルできない小物もあるため、衣装代以外にかかる費用も計算した上で検討するのがおすすめです。
お色直しの費用を抑える4つのポイント
お色直しの費用は、工夫次第で抑えられます。主なポイントは以下の4つです。
- 持ち込み衣装にする
- セットプランを選ぶ
- 小物は自分で用意する
- 前撮りや後撮りを活用する
工夫しだいで費用を抑えながらお色直しを楽しめるので、ぜひ検討してみてください。
1.持ち込み衣装にする
衣装代は外部の衣装店でレンタルしたものを持ち込むことで、安く抑えられる場合があります。結婚式場や披露宴会場などにある衣装店、もしくは提携店でレンタルしない場合は、持ち込み料が発生することがほとんどです。
しかし、お店によっては持ち込み料をサービスしてくれるところもあるほか、新郎の衣装も一緒に借りたり複数枚レンタルしたりすることで割引を受けられることもあります。
結果的に、持ち込み衣装にした方が安くなる場合があるので、よく比較して検討してみるとよいでしょう。
特に、衣装を複数枚レンタルしたい場合や、こだわりの衣装をレンタルしたい場合、最新のドレスを検討したい場合などは、実際に衣装を試着してみることで、理想の1着を見つけられるでしょう。
2.セットプランを選ぶ
結婚式場や披露宴会場では、あらかじめお色直しの費用が含まれたプランが用意されていることがあります。費用を抑えつつお色直しを楽しみたい場合は、セットプランの活用も検討してみてください。
ただし、着用できる衣装が指定されていることが多いため、お気に入りの衣装は選べない可能性があります。内容や費用、選べる衣装などをよくチェックした上で、利用を検討してみるとよいでしょう。
3.小物は自分で用意する
和装も洋装も、ブーケや衣装の下に着用する下着などの小物が必要になります。必要な小物を自分で用意することで、お色直しの費用を抑えることも可能です。搬入や保管の段取りや打ち合わせなどが別途必要にはなりますが、こだわりの生花ブーケなどを自前で安く用意できるのは持ち込みの大きなメリットです。
ただし、小物にも持ち込み料がかかることがあるため、事前の確認が必須です。特に結婚式までに時間がある場合はじっくり準備ができるので、費用などを比較してみるとよいでしょう。
4.前撮りや後撮りを活用する
気に入ったドレスがたくさんある場合や、和装も洋装も諦められないが費用は抑えたいという場合は前撮り・後撮りを利用するのがおすすめです。
前撮りなら、会場でゲストをお迎えするときなどに写真を飾ったり、映像で流したりして、当日とは違う雰囲気の花嫁姿を楽しんでもらえます。
また、前撮り・後撮りは時間を気にせず、好きなシチュエーションで撮影を楽しめるのがメリットです。お色直しと違ってゲストをお待たせする必要がなく、好きな衣装を着用でき、時間をかけて納得のいく写真を撮影できます。
後撮りした写真は挨拶状や年賀状などでお披露目できるため、無駄になることもありません。お色直しにかかる時間が気になる人は、積極的に検討してみるとよいでしょう。
結婚式でお色直しをおこなうときの注意点
結婚式でお色直しをおこなう場合は、中座している間のゲストへの配慮が欠かせません。
主な注意点は次の3つです。
- 中座時間はできるだけ短くする
- 衣装の順番を工夫する
- ゲストへの配慮を忘れない
詳しく説明していきます。
中座時間はできるだけ短くする
お色直しで中座する間はゲストを待たせることになるため、新郎新婦が不在の時間はできるだけ短くするように工夫しましょう。
中座時間の目安は、20〜30分と言われており、和装へのお色直しは洋装に比べて時間がかかりやすいので、挙式を含めたお色直しを検討するなど工夫するのがおすすめです。
例えば、和装で挙式し披露宴は洋装にする、ゲストのお出迎えをウエディングドレスにして披露宴はカラードレスにするという方法もあります。また、控室と会場の距離が離れすぎていると移動に思わぬ時間を取られてしまうため、中座する場合は位置関係を把握しておき、移動時間も含めた時間調整をおこないましょう。
衣装の順番を工夫する
体型に合った衣装選びも重要ですが、お色直しの由来から、衣装の順番は純白の白無垢やウエディングドレスから、華やかなカラードレス・色打掛などに変えるのが一般的です。
和装から洋装、洋装から洋装であれば長時間中座する必要がないため、お色直しのタイミングやどの順番で衣装を着用するかは慎重に検討しましょう。
披露宴ではお色直しをしない場合でも、挙式で和装をしたり、ゲストのお出迎えのときに披露宴とは異なる衣装を着用したりすることで、ゲストにさまざまな花嫁姿を見てもらえます。披露宴の時間に余裕がないときも、ぜひ工夫してお色直しを楽しんでみてください。
ゲストへの配慮を忘れない
お色直しによる中座中はゲストをお待たせすることになるため、新郎新婦が不在中も退屈しないような工夫が必要です。
例えば、ゲームやクイズをおこなったり新郎新婦のムービーを流したりするなど、ゲストに楽しんでもらえるような演出を用意しておくのがおすすめです。
お色直しが多すぎると中座時間が長くなり、ゲストが退屈するだけでなく披露宴が間延びした雰囲気になってしまいます。
お色直しを楽しむことも大切ですが、ゲストへの配慮も忘れないようにしてください。
お色直しの値段は衣装で大きく変わる!前撮りなども活用しよう
お色直しの値段は、どの衣装を選ぶかや枚数で大きく変わります。和装に比べると、ウエディングドレスやカラードレスは比較的費用を抑えてレンタルできます。
また、和装の場合でも小物を工夫したり比較的費用が安い白無垢を選んだりすることで、お色直しの費用を予算内に収めることも可能です。
調達方法や着用枚数・種類などを工夫することで費用を抑えられるため、ぜひ諦めることなく、理想の花嫁姿を叶える方法を模索してみてください。結婚式の準備段階では、結婚式の雰囲気を体験することで、より具体的なイメージを持って衣装選びができるでしょう。
「初めての結婚準備」では、理想の結婚式が叶えられるように、結婚にまつわるさまざまな情報を紹介しています。気になる費用はもちろん、最新のトレンドなどもご紹介しているので、ぜひほかの記事もご覧ください。
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