婚姻届の続柄欄はどう書く?父母との関係や正しい記入例をチェック
婚姻届を書き始めたとき、「父母との続柄」という欄で手が止まった経験はありませんか?
「長男って書けばいいの?」「次男と二男、どっちが正しいの?」と迷う方はとても多いです。
この記事では、婚姻届の続柄欄の正しい書き方を家族状況別にわかりやすく解説します。記入例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
婚姻届の続柄欄の基本

婚姻届には「父母の氏名」と「父母との続柄」を記入する欄があります。まずは、この欄に何を書くべきなのか、基本的なルールを確認しましょう。
続柄欄に記入する内容と意味
「続柄」とは、ある人を基準にしたときの親族関係を示す言葉です。婚姻届では、届出人(結婚する本人)と父母との関係を記入します。
具体的には、父母から見て自分が何番目に生まれた子どもかを示すものです。長男なら「長男」、二番目の娘なら「二女」と記載します。
この情報は戸籍に記録される大切な内容です。将来、お子さまの出生届や相続手続きなど、さまざまな場面で参照されます。
「長男」「二男」など正しい表記ルール
続柄欄の記入には、以下の表記を使用してください。
出生順 | 男性の場合 | 女性の場合 |
1番目 | 長男 | 長女 |
2番目 | 二男 | 二女 |
3番目 | 三男 | 三女 |
4番目以降 | 四男、五男… | 四女、五女… |
婚姻届の様式によっては、「長」「二」「三」のように漢字一文字で記入する欄もあります。お手元の婚姻届の形式に合わせて記入してください。
家族状況別の続柄・父母欄の記入方法

ご家庭の状況によって、父母欄の書き方が異なる場合があります。ここでは、よくあるケースごとに正しい記入方法を解説します。
両親が婚姻中の場合
両親が現在も婚姻中で同じ苗字の場合、記入方法はシンプルです。
- 父欄:父親のフルネーム(苗字+名前)を記入
- 母欄:母親の名前のみでOK(苗字は省略可)
- 続柄欄:自分の出生順に応じた続柄を記入
たとえば、田中太郎さんと田中花子さんの長男であれば、父欄に「田中太郎」、母欄に「花子」、続柄欄に「長男」と記入します。
両親が離婚している場合
両親が離婚している場合は、父母それぞれの「現在の氏名」をフルネームで記入します。
離婚によって母親が旧姓に戻っている場合は、その旧姓で記入してください。再婚して新しい苗字になっている場合も、現在の苗字を使います。
- 父欄:父親の現在のフルネーム
- 母欄:母親の現在のフルネーム
- 続柄欄:出生順に応じた続柄(離婚の影響なし)
親の現在の苗字がわからない場合は、戸籍謄本を取り寄せて確認することをおすすめします。
両親が亡くなっている場合
両親がすでに亡くなっている場合でも、父母欄は空欄にしません。
亡くなった時点での父母の氏名をフルネームで記入してください。死亡によって親子関係がなくなるわけではないため、記入が必要です。
親の氏名が不明な場合は、自分の戸籍謄本を取り寄せると確認できます。続柄の記入方法も、親が存命の場合と同じです。
養子縁組がある場合
養子縁組には「普通養子縁組」と「特別養子縁組」があり、記入方法が異なります。
養子縁組の種類 | 父母欄の記入 | 続柄の基準 |
普通養子縁組 | 実の両親の氏名を記入 (養父母は別欄または「その他」欄に記入) | 実親から見た続柄 |
特別養子縁組 | 養父母の氏名を記入 | 養親から見た続柄 |
普通養子縁組では実親との親子関係が続くため、実親の情報を記入します。特別養子縁組では実親との関係が法的に解消されるため、養親の情報のみを記入します。
ご自身のケースが不明な場合は、役所の窓口で相談してみてください。
よくある間違いと提出前の確認ポイント

婚姻届は記入項目が多く、思わぬミスをしてしまうことがあります。スムーズに受理されるよう、よくある間違いと確認ポイントを押さえておきましょう。
記入ミスが多いパターン
続柄欄や父母欄で特に多い間違いを紹介します。
- 「次男・次女」を「次」と書く「次男」「次女」の場合、正しくは漢数字で「二男」「二女」と記入します。「次」と書いてしまうと訂正の対象になります。
- 「長男・長女」を「長男」「長女」と書く(不要な文字を入れる)正しくは「長」のみです(例:「長男」ではなく「長」とだけ記入します)
- 母の旧姓を書いてしまう
- 父母のフルネーム欄に「父〇〇、母〇〇」と書いてしまう
- 養父母と実父母の欄を混同する
これらの間違いがあると、窓口で訂正を求められたり、受理が遅れたりする原因になります。
提出前にチェックすべきこと
婚姻届を提出する前に、以下の項目を確認しましょう。
「必要書類の過不足」「記入漏れ・誤りがないか」「本籍地・新姓の確認」の3点を必ず確認しましょう。特に戸籍謄本の記載と婚姻届の記入内容が一致しているかが最重要です。
不安な場合は、提出前に役所の窓口で内容を確認してもらうことをおすすめします。多くの役所では、事前チェックのサービスを行っています。
なお、2024年3月1日からは、婚姻届提出時の戸籍謄本の添付が不要になりました。ただし、本籍地や父母の情報を正確に把握するために、事前に戸籍謄本を取り寄せておくと安心です。
まとめ
婚姻届の続柄欄の正しい書き方について解説しました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 続柄は「長男」「二男」「三女」など、戸籍法施行規則に定められた表記を使用する
- 「次男」「次女」ではなく「二男」「二女」が正式な表記
- 両親が離婚している場合は、それぞれの現在の氏名をフルネームで記入
- 両親が亡くなっていても、父母欄は空欄にせず氏名を記入する
- 養子縁組の種類によって記入方法が異なる
- 不安な場合は、提出前に役所で確認してもらうのがおすすめ
婚姻届は、おふたりの新しい人生のスタートを届け出る大切な書類です。正確に記入して、気持ちよく新生活を始めましょう。
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