略式結納の進め方ガイド|正式との違いや費用、準備の注意点を解説
「結納をしたいけれど、正式結納は大変そう…」そんな悩みを抱えている方に選ばれているのが「略式結納」です。
略式結納は、仲人を立てずに両家が直接集まって行う現代的なスタイル。実際に結納を行ったカップルの多くが略式結納を選択しています。
この記事では、略式結納の進め方から費用、準備のポイントまで詳しく解説します。両家にとって心に残る婚約の儀式にするために、ぜひ参考にしてください。
略式結納とは?正式結納との違い

まずは略式結納の基本を押さえましょう。正式結納との違いを知ることで、ご自身に合った結納スタイルを選べるようになります。
略式結納の基本的な定義と特徴
略式結納とは、仲人を介さずに両家が一堂に会して行う婚約の儀式です。
ホテルの個室や料亭などに両家が集まり、結納品や結納金の受け渡しを行います。正式結納の本質である「婚約を確認する」という目的はそのままに、手順をシンプルにしたスタイルといえます。
現代では、結納を行うカップルのほとんどがこの略式結納を選んでいます。
正式結納との違い
略式結納と正式結納には、以下のような違いがあります。
比較項目 | 略式結納 | 正式結納 |
仲人 | 立てない | 立てる |
両家の対面 | 直接顔を合わせる | 顔を合わせない |
会場 | ホテル・料亭など | 女性側の自宅 |
結納品の品数 | 五品前後(三〜九品) | 九品(七〜九品) |
正式結納では、仲人が両家を何度も行き来して結納品を届けます。一方、略式結納では両家が同じ場所に集まるため、時間も費用も抑えられるのが特徴です。
略式結納が選ばれている理由
略式結納が主流になった背景には、現代の生活スタイルの変化があります。
- 仲人を頼める人が身近にいない
- 忙しい中でも儀式としてのけじめをつけたい
- 両家が直接顔を合わせて関係を築きたい
- 費用や準備の負担を軽くしたい
「カジュアルすぎず、かといって堅苦しすぎない」というバランスの良さが、多くのカップルに支持されています。
略式結納の当日の流れと進め方

実際の略式結納はどのように進むのでしょうか。当日の流れを具体的に見ていきましょう。
当日の基本的な流れ(6ステップ)
略式結納は、以下の流れで進行します。所要時間は約20〜30分程度です。
- 男性側が先に到着し、結納品を飾り付ける
- 女性側が到着し、両家が着席する
- 男性側の父親が開会のあいさつを述べる
- 男性側から女性側へ結納品を納める
- 女性側が受書を渡す(結納返しがある場合は同様に行う)
- 締めのあいさつ、記念撮影、会食へ
座席は、男性側が上座、女性側が下座に着くのが一般的です。
口上(あいさつ)の例文
結納では、決まった口上を述べる場面があります。暗記するのが理想ですが、メモを見ながらでも問題ありません。
【男性側の父親:開会のあいさつ】
「本日はお日柄もよく、おめでとうございます。このたびは〇〇様とのご縁をいただき、誠にありがとうございます。結納の品をお持ちいたしましたので、幾久しくお納めください」
【女性側の父親:受書を渡す際】
「ご丁寧なお結納の品々、確かに頂戴いたしました。幾久しくお受けいたします」
関東式と関西式の違い
結納には地域によるスタイルの違いがあります。
項目 | 関東式 | 関西式 |
結納品の交換 | 双方が用意して交換 | 男性側のみ用意 |
結納返し | 結納金の半額程度 | 1割程度または無し |
結納品の飾り方 | 全てを一つの台に乗せる | 一つずつ台にのせる |
両家の出身地が異なる場合は、事前にどちらのスタイルで行うか相談しておくことが大切です。
略式結納の費用相場と内訳

略式結納にかかる費用について、具体的な金額を確認しておきましょう。
費用の全体像
略式結納にかかる主な費用は以下の通りです。
項目 | 費用目安 |
結納金 | 50〜150万円 |
結納品 | 5〜20万円 |
結納返し(関東式の場合) | 結納金の半額程度 |
会場・会食費 | 10〜15万円(6名の場合) |
会食費用は、1人あたり1〜2万円程度を目安に見積もっておくと安心です。
結納金の相場と決め方
結納金は50〜150万円が相場です。
ただし、金額に決まりはありません。両家で話し合い、無理のない範囲で決めることが大切です。
最近では結納金なしで婚約記念品のみを交換するケースや、結納金の額を抑えて新生活の準備に充てるケースも増えています。
略式結納の準備で押さえるべき注意点

スムーズな略式結納のために、準備段階で確認しておきたいポイントを解説します。
事前に両家で決めておくこと
以下の項目は、必ず両家で事前に相談しておきましょう。
- 結納の形式(関東式・関西式)
- 結納品の品数と内容
- 結納金の額
- 結納返しの有無と内容
- 日程と会場
- 当日の服装
一方的に決めてしまうと、後々トラブルの原因になることがあります。特に親御様の意向は、早めに確認しておくことをおすすめします。
服装・会場選びのポイント
服装は「準礼装」以上が基本です。
- 女性:振袖、ワンピース、セットアップなど
- 男性:ダークスーツ
- 両親:フォーマルな装い
大切なのは、両家の服装の格を揃えることです。事前に「洋装で」「和装で」など確認し合いましょう。
会場は、結納プランのあるホテルや料亭を選ぶとスムーズです。進行のサポートを受けられる場合もあり、初めての結納でも安心して臨めます。
結納品の選び方と飾り方
略式結納では、結納品の品数を柔軟に選べます。
- 9品:熨斗、末広、結納金、昆布、するめ、かつお節、家内喜多留、友志良賀、目録
- 7品・5品:上記から縁起物を省略
- 3品:金子箱、熨斗、末広のみ
品数は必ず奇数にするのがマナーです。偶数は「割れる」につながるため避けられています。
飾り付けは、和室なら床の間の前、洋室ならテーブルの上に配置します。男性側が右、女性側が左に並べるのが基本です。
まとめ
略式結納について、ポイントを振り返りましょう。
- 略式結納は仲人を立てず、両家が直接会って行う現代的なスタイル
- 結納を行うカップルの8割ほどが略式結納を選択
- 費用は結納金50〜150万円、結納品5〜20万円、会食費5〜15万円が目安
- 所要時間は約20〜30分とコンパクト
- 事前に両家で形式・金額・服装などを相談しておくことが大切
- 関東式と関西式で結納返しの慣習が異なる
結納の形式に「正解」はありません。大切なのは、両家が納得し、心を込めて婚約を確認し合うことです。
結納や結婚準備について不安がある方は、ブライダルのプロに相談してみるのもひとつの方法です。結婚準備フェスタや無料相談カウンターでは、結納から結婚式までトータルでサポートを受けられます。おふたりらしい婚約の形を、ぜひ見つけてください。
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